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2005年02月27日

え!?チケット手配してくれるんですか?しかもタダ?

ラスベガスで一番人気のあるショーはなんといってもCirque de SoleilのO(オー)。
Oはフランス語のeau(水)をもじっていて、巨大なプール?の上でなんとも壮大なショーをやってくれるらしい。
http://www.bellagio.com/pages/ent_main.asp
人気のショーだけあって、前日に確認したら完売状態。
ホテルのフロントなら別口でチケットがとれるんじゃないかと甘く見ていたが、やはり売り切れでとれないとのこと。
そんなこんなで今回Oはあきらめていたんだけれどもひょんな事からチャンスが舞い込んできた。

今日はちょっと妻と別行動をして一人で歩いていた・・・ところ、

おっさん:「今何時?」
白人の4,50くらいのおっさんが話しかけてきた。
自分:「ん?えーと、2時っす」
おっさん:自分の腕時計を見て、うん、とうなずく。
え、時計もってるじゃん・・・・。あ、そうか、この国はタイムゾーンがいくつかあるから時計をもっていても時間を聞くことがあるのか。

おっさん:「どこから来たん?」
自分:「日本から」
おっさん:「おー日本!俺もちょうど1週間後に日本に行くんだよ!」
おっさんによると妻がハワイ出身の日系2世だとのこと。東京、名古屋、大阪と1ヶ月かけて旅行するらしい。優雅なもんだ。
仕事はスロットマシンのエンジニアで、偶然にも我々が泊まっているニューヨークニューヨークホテルでスーパーバイザーをしている、とか言う。
スロットマシンのエンジニア・・・・さすがラスベガスだ。
成り行きでOのチケットがとれなかったことを話すと、そんなの余裕、俺が手配してやる、と。

自分:「いや、でも売り切れだってよ」
おっさん:「こういうのは各ホテルで身内のゲスト用に余分のチケットがあんだよ。」
あーなるほど。そりゃそうだね。早速おっさんが電話をかける
おっさん:「オー、俺だ、アレックスだ。ちょっと頼みがあるんだけど、Oのチケット手配してくれないかな・・・・うん、今日の・・・PM10:30〜のチケットしかない?」
自分:「あ、遅めの方がいいっす。むしろ。 早めの時間だと Blue Man Group のショーがかぶるんで」
おっさん:「あ、遅めので大丈夫だって。・・・・・名前は・・」
自分:「YUSUKE」
おっさん:「YUSUKEだ、・・・んん、あぁ、まぁ俺の友達みたいなもん(kind of my old friend)だよ。えと、ファーストネームはァ・・・?」
自分:「いや、ファーストネームがYUSUKEで、ファミリーネームはYAMAMOTO」
おっさん:「で、YAMAMOTO」
おぃ、ファーストネームYAMAMOTOになってないか?まぁいいか・・・。

おっさん:「よし、とれたぞ。ほんじゃチケットとりにいこうか」
自分:「まじっすかー!悪いなーどうお礼して良いのやら・・・」
おっさん:「いいってことよ、そのかわり旅行に備えて日本のおいしいレストラン教えてくれ」
自分:「あーオケ、オケ。いくらでも教えてあげるよ。」

なんかいやにウマすぎる話だけれども特に妙な要求されたり、カード番号をいきなりきかれたりしたわけではないので様子を見ながらホイホイついていくことに。
というわけで作戦会議にマクドナルドへ。(おっさん仕事はいいのか?)
適当にレストランの名前、場所、地図とかでっちあげてあげた。

おっさん:「悪いな。お、そうだ、礼と言っちゃなんだがいいスロットの台教えてやるよ」
なるほど、パチンコみたいに出やすい台、出にくい台とかあるんだー。
しっかしちょっと怪しいけど・・・おっさんが特別儲ける、自分が損する話じゃないから今のとこ大丈夫そうかな・・・。
自分:「え、マジで?」
おっさん:「あぁ、でも当たったらすぐにやめろ。ジャックポットが当たる台なんてさすがにわからないから、たいした儲けにはならないはず。続けてやってもすぐ損する。あと、出なくても文句言うなよ?絶対に出る事なんて保証できないから。」
自分:「あぁ、もちろん。もともとそんなギャンブルしに来てる訳じゃないし。・・・でも引くまでにどれくらい投資することになるの?」
おっさん:「ちょっとまて・・・えーと」
といってなにやら設定が載っているマトリックスみたいなのとにらめっこしながらメモ帳で計算をする。

おっさん:「$5betする台で、毎回3つbetしながら33回リールを回せ。それででなかったらあきらめろ」
自分:「$5x3x33 =・・・・・えーっと、大金だね・・・・・(汗)。無理無理。」
おっさん:「バカ、でも当たれば$5000くらい出るぞ。今の設定なら」
おっさん:「よし、それじゃ俺が掛け金半分貸してやる。当たったら俺の貸した分は返してくれればいいから、残りは全部くれてやるぞ。いい話だろ。よし、足りない分だせ。」
え???今????あなたに???????出すんですか??????
ちょっと気づくの遅かった。おっさん詐欺師でした。
遠慮してそそくさと退散。
結局Oのチケットも手に入らなかった(たぶんその話もでっち上げだと思う)けれども2時間ほどにわたる英会話と、初めての詐欺師との触れ合いということでむしろ有意義だった。

旅先でウマい話にホイホイ乗るのは危険、なのは重々承知している。
けれども、ちょっとくらいのトラブルは金を出してでも・・・とまでは言わないけれどもいい経験になる。
一応以下のことを常に気をつけながらおっさんの対応をしていた。
・人気(ひとけ)のないところへついて行かない
->着ぐるみはがされるかもしれない
・ウマい話に対して相手、自分がそれぞれどんな得、損をする可能性があるのか
->一見ウマい話も結局損することになるかもしれない。パスポート、クレジットカード、現金、住所、電話番号といった順で渡してはいけない。
・話に矛盾がないか
->相手はプロだからなかなか見抜くのは難しい
今回の場合は現金をその場で渡すよう要求するなんてあんまりなオチだった。
それに「出やすい台」はもしかしたらあるかもしれないけれども、どういったタイミングでいくら賭ければ、いくら当たる、みたいな情報を従業員がわかるはずない。
十分にブラックボックスになるよう州法かなんかで定められているはず。合法的な賭博上なのに身内の情報で儲ける方法があるわけないでしょう。

投稿者 yusuke : 2005年02月27日 21:37

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